Singer Vehicle Design Turbo Study
シンガーがターボ・スタディを発表
– 空冷911オーナーと協力した、シンガーによる自動車サービスの新展開
– 初のロードゴーイング・ターボを搭載するポルシェ911リイマジンド・バイ・シンガー
– ラグジュアリー・グランドツーリングからスポーツ・フォーカスまで、幅広い高性能を実現
ロサンゼルス – 2022年2月9日 – カリフォルニアのラグジュアリー・スペシャリストであるシンガーが、ポルシェ911リイマジンド・バイ・シンガー- ターボ・スタディを発表しました。 それは、ターボチャージャーを取り入れたレストアサービスを求めるオーナーの要望に応えたものです。すでに70人以上のオーナーが、このスタディによって可能になったオーダーメイドのレストアを予約しています。
シンガーの次世代サービスは、次のようなものです。
– 強制吸気システムを用いた、初のロードゴーイング・レストアをオーナーと共同で行う
– グランドツーリング、スポーツ、日常生活で発揮される高い性能
– 象徴的なターボのボディとテールスポイラー、シャークフィンの再創造
– ラグジュアリーとスポーツ性のバランスは、各オーナーの好みに合わせて調整される
シンガー・グループ創設者兼エグゼクティブ・チェアマン ロブ・ディッキンソンのコメント
「1976年、11歳のときに初めてポルシェ911に乗ったとき、私は言葉を失いました。そのクルマは、赤いタータンチェックのシートを備えた930ターボでした。あの人生を変える瞬間から45年、ポルシェ初の “スーパーカー “の素晴らしいスリルを捉え、その性能と洗練性を再構築し、オーナーと協力して両者をさらなる高みへと導くことを目的としたターボ・スタディを発表できることに興奮しています。私や他の多くの人々の人生を変えた車に捧げるトリビュートとしてふさわしいと思います」
技術スペックの概要
今回発表された、ウルフブルーに彩られたポルシェ911リイマジンド・バイ・シンガーは、オーナーの個人的なビジョンを反映したターボ・スタディです。高性能かつラグジュアリーなグランドツーリング性能を追求したこの車両の特徴は次のとおりです。
– ウルフブルーの軽量カーボンファイバー製ボディワーク
– 8Lインタークーラー付ツインターボ・フラットシックス
– 450HP以上(出力は各オーナーの仕様に合わせることが可能です)
– 6速マニュアルトランスミッション
– 後輪駆動とツーリングに特化したサスペンション
– カーボンセラミック・ブレーキシステム
– インテリア:マリブサンド+ブラックフォレスト・ウッドアクセント
– 電動調整式シートヒーター
– エアコンディショナー
エンジン
シンガーがポルシェ911のオーナーと共同で行うレストアサービスと同様に、ターボ・スタディも空冷エンジン車であるタイプ964世代を出発点としています。このスタディでは、“メツガー”空冷フラットシックスの新しい進化形が採用されています。3.8Lとなったこのエンジンは、電動ウェイストゲート付きツインターボチャージャーを搭載しています。インテーク・プレナム内には、特注の空水冷インタークーラーが搭載されています。リアフェンダーの“シャークフィン”は吸気口として生まれ変わり、エンジンベイに冷気を供給して燃焼と冷却の性能を最適化します。 オーナーの好みに応じて、450HP以上で出力レベルを選択可能です。
先進のマテリアル
特注のカーボンファイバー製ボディは、最先端のエンジニアリングや材料科学と、シンガーの象徴的なDNAのバランスを注意深く保っています。70年代半ばのターボ・カーにインスパイアされたボディワークは、美しさと機能的なパフォーマンスを最適化するために再構築されたものです。カーボンファイバーを使用することで、質量の軽減と剛性の向上が図られ、シンガーの顧客が期待するダイナミックなレスポンスがさらに研ぎ澄まされています。
ドライブ
ターボ・スタディは、シンガーが常に最適化と技術開発に注力していることをも反映しています。2014年に実施された最初のAWDクラシック・スタディ以来、シンガー社内で開発されてきた全輪駆動の経験を活用しています。近年、この経験は、ターボチャージャーの研究や、高性能な乗り心地とダンパー減衰力の専門知識と融合しています。
これにより、オーナーの要望に応え、後輪駆動と全輪駆動の両方のレストアがターボ・スタディでは可能になっています。AWDは、季節や路面を選ばず、パワーとトルクを確実に発揮させることができます。また、RWDを選択することで、スポーツ走行に特化した仕様も可能です。いずれの場合も、最適化された6速マニュアルトランスミッションが、シンガーの得意とするドライバーエンゲージメントを実現します。
パフォーマンス
強制吸気システムの採用により、450HPもしくはそれを上回る最高出力を得ることが可能です。騒音レベルを低減し、ダンパー減衰力やサスペンションの性能をよりフレキシブルに選択できるようになるなど、洗練度を向上させ、長距離の高速ツーリングにも対応します。また、山岳路での走行からアウトバーンまで、ターボチャージャーのトルクを活用することで、いつでも追い抜きに十分な力を蓄えており、スピード調整も容易に行えます。
より一層の高出力化もご指定いただけます。よりスポーツ性を強調したい場合は、スポーツエグゾーストシステムや、適切な減衰力特性を、必要に応じて設定することが可能です。
シンガーとオーナーのコラボレーションにより、洗練されたグランドツーリングからスポーツ走行まで、あらゆるシーンに対応することができるのです。ターボ専用の強力なブレーキ、ABS、トラクションコントロールは、必要な瞬間に備えて待機しています。カーボンセラミック製ブレーキディスクも用意されています。
ターボ・スタディのインテリアは、オールシーズンのツーリングにも対応できるようになっています。寒冷地での快適なドライビングや高速道路での利便性を考慮し、シートヒーターや電動調整式クルーズコントロールが用意されています。
価格
ターボ・スタディによるレストアの価格は、オーナーの要望に応じた仕様により決定されます。また、シンガー社とのコラボレーションにより、専門の部門を通じてお客様の要望に応じたオーダーメイド・エンジニアリングのご相談も承っています。
シンガー・グループの最高経営責任者(CEO)であるマゼン・ファワズ(Mazen Fawaz)は、次のように述べています。
“2020年から2021年にかけて、私たちのサービスの売上は2倍以上になりました。カリフォルニア州トーランスに新しくできた、さらに大きな統合的施設により、チームを拡大し、需要に応え、オーナーの方々を快適に迎えることができるようになりました。一方、英国では、ダイナミック&ライトウェイト・スタディによるレストアを一つひとつ丁寧に実行しています。オーナーからのターボ・スタディに対する反応は驚くほど大きく、レストアが進むにつれて、それぞれのオーナーと一緒にレストアの共同作業ができることを楽しみにしています。
一般公開
ターボ・スタディを実際にその目で確かめたい人のために、2022年6月23日から26日にかけて英国で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで走行する機会を設ける予定です。その後、2022年8月に北カリフォルニアのモンテレー半島で開催されるカーウィークに参加します。
シンガーの自動車サービスは、一般道向けの自然吸気とターボチャージャーの両方のスポーツカーを網羅することとなりました。クラシック・スタディにより、オーナーは最適化された空冷911クーペとタルガについて、個人的な嗜好を追求することができるようになりました。
ダイナミック&ライトウェイト・スタディでは、オーナーはフォーミュラ1の世界から生まれた技術を取り入れ、空冷911の超高水準なポテンシャルを探求することができます。
ターボ・スタディは、シンガーがオーナーに代わってターボチャージャーの世界におけるサービスを受けられるようにするものです。今後数年にわたり、アイコニックなデザインの決定的なコレクションは増え続けるでしょう。
詳細につきましては、弊社までお気軽にお問い合わせください。
永三MOTORS株式会社
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